ボイスサンプルの原稿集【ゲーム系サンプル】

ここではゲーム系ボイスサンプルの原稿の作成の手法、考え方を紹介します。

恋愛ゲームの様なジャンルは通常のサンプル作りと同じですが、
格闘ゲームやRPGの戦闘シーンの音声を作る時に悩むといったケースが多く聞かれるので、がもめん流ではありますが紹介していきたいと思います。

○格闘ゲーム
1対1の対戦型や乱戦型等、格闘ゲームのキャラに声優が声を当てるケースは最早常識の域です。
求められている条件は、キャラに合った声質と演技です。
キャラに合った声質については、オーディション参加時に選択できるケースであれば、自身の声質とキャラ設定を考えればいいだけです。
極端な話、太い低音ボイスの美少女キャラや、ロリボイスの毛むくじゃら親父キャラは特殊な事情が無ければ普通あり得ないですよね。

次に演技を聞かせる為の台詞について。
具体的なオーディションがあり、主催から台詞が提示されている場合は良いのですが、例えば「戦闘時ボイスを数パターン」のような指定の場合、ちょっと困った事になります。
ゲームをやり慣れている人ならなんとなくできそうな物ですが、中々そうはいかない人も大勢いるようです。

この「戦闘時ボイス」を書く際の考え方。
まず大雑把な分類「攻撃」と「防御」に分けて考えます。
攻撃の場合、パンチなのかキックなのか投げなのかとか、
牽制の軽い攻撃なのか、そこそこ力の入った攻撃なのか、渾身の必殺技なのか。
これにより牽制は「はっ!」「ふっ!」「しっ!」
ちょっと力が入り「はぁっ!」「ふん!」「たぁっ!」
必殺技は「はあぁっ!」や「とおぉぉっ!」や何か技名を叫ぶ。
このように考えていきます。
ちなみに技名はありふれた一般名詞を組み合わせるのが無難です。
例えば「ストロング・パンチ」「サンダー・キック」「猛虎爆裂拳」「雷電稲妻蹴り」といった風です。
「ゴムゴムの(略)」といった一瞬で既存の作品を連想させてしまう名称は避けましょう。
これに加え、キャラの体型や戦闘方法。素手なのか武器を持つのか。武器ならどんな武器か。
軽量の鋭い剣を持つのと重量のあるハンマーを持つのとでは芝居が大きく違ってきます。


防御の場合、おそらく多くは「やられ」の声になるのですが、
顔面にヒットしたのか腹にヒットしたのかや、投げられて宙を舞っているのか等状況で変化します。
また、受けたダメージの大きさにもよって変化します。
例えば同じ顔面に喰らう場合でもジャブなのか渾身のストレートなのか。
喰らってすぐに反撃可能な程度であるかKOされたのか。
こういった考え方で、
「うっ!」「ぐっ!」

「ぐはっ!」「うわっ!」

「ぐぼあぁぁっ!」「うわあぁぁっ!」「ふぬうぅぅぅ!」
と言った風に段階的にパターン化してみましょう。

応募時の条件によっては「前口上」や「決め台詞」なんかがあった方が良い場合もあります。
例えば王国の騎士だと、
「我が国に仇成す邪悪な者どもめ!聖なる我が剣で成敗してくれる!」
「いかに邪悪とは言え勝負が決した以上無駄な殺生はしたくない。この場を去るなら命は助けてやろう」

強い相手と闘う事を目的とした武者修行の拳法家だと
「あんた!ここら一帯で一番強いらしいじゃないか?いっちょ俺と手合わせしてくんないか?」
「ふっ、噂通りやるじゃないか。勝負は紙一重だった。またいつか手合わせ願うぜ」

父親の仇を前にした女性剣士だと
「ようやく辿り着いた。父の無念を晴らすため、お前の剣を私の剣で打ち砕く!」
「どんなに強くても所詮は邪悪に落ちた剣。私の剣に込めた想いの方が一枚上手だったようね」

こういった感じになります。
色々工夫して、短編の作品を作るつもりでやってみて下さい。
posted by ボイスサンプルの原稿集 at 13:15 | Comment(0) | ゲーム系サンプル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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